今日は、上海渡航時の隔離について書きます!私は2021年12月に上海に初渡航しました。当時は14日間の集中隔離+7日間の経過観察が必要で、合計21日間をホテルで過ごしました。
※2021年12月の情報となります。中国渡航時には、必ず最新情報をご確認下さい。
渡航直前の準備
- 渡航2日以内のPCR検査・抗体検査
- 中国大使館の健康コード取得
渡航2日以内のPCR検査・抗体検査
私の渡航時(2021年12月)は、中国政府指定病院での渡航2日以内のPCR検査と抗体検査が義務付けられていました。検査代や証明書発行代を合わせて、約4万円でした。
指定病院は、以下のページで確認ができます。
渡航直前の結果が必要になるので、事前にPCR検査が受けられる病院を探し、陰性証明書発行までの時間などを直接病院に確認しておくことをお勧めします。
中国大使館HP→右上のお知らせ→中国渡航前検査及び健康コード申請の最新措置について
私はワクチンを2回接種していたので抗体検査は陽性でしたが、ワクチン接種証明書があれば問題にはなりませんでした。
中国大使館の健康コード取得
中国大使館サイトにPCR検査陰性証明などをアップロードし、健康コードという二次元バーコードを取得します。出発時刻により提出期限が異なりますので、中国大使館のサイトよりご確認下さい。
健康コードの申請方法は、旅行代理店の旅悟空さんのページを参考にしました。
渡航当日のスケジュール
当日の大まかな流れ
当日の昼12時ごろ、搭乗予定の出発予定時刻が2時間遅延することが決まり、最終的に19:05成田発となりました。
14:50 チェックインカウンターに並ぶ
16:10 チェックイン手続き
18:15 搭乗開始
19:15 離陸
21:20 着陸(ここから中国時間)
22:00 飛行機から降りる、PCR検査や入国審査など
22:50 荷物をピックアップ
23:10 目的地別に並ぶ、登録など
23:55 バスに乗る
1:00 ホテル着、チェックイン手続き
1:20 部屋着
詳細
1. 成田空港
搭乗4時間半前にチェックインカウンターに行くと、すでに長蛇の列が出来ていました。列に並んでいる間にスタッフから下の紙を渡され、チェックイン前に手続きをしておけとのこと。検温もされて紙に記入されました。結局1時間半ほど並び、やっとチェックインできました。
出国ゲートを通過し、手荷物検査が終了。免税店はほとんど閉まっていました。時間が遅かったため、コンビニやお土産屋さんは営業時間外でした。自販機で多めに水を買って、持ち込みました。
2. 機内
機内はほとんどの席が埋まっていました。機内食は牛乳、パン、クラッカー、グミが配られました。
浦東空港に着陸後、機内で40分程度待ちました。その間にスマホの電源を入れ、中国のネットワークが使えることを確認しました。
空港内で様々な手続きをスマホで行います。日本出国前に中国のネットワークが使えるように、SIMカードの購入や携帯会社の手続きを行っておいてください。
3. 浦東空港
私は中国語が全く分からなかったので、ただただ前の乗客に着いて行きました。見様見真似で紙にサインしたり、PCR検査を受けたり、入国審査を行いました。乗客が多かったので、手続きに時間がかかってしまっても、はぐれて道に迷うことはありませんでした。また、空港職員の方は英語が通じる人もいましたが、ほとんどの方が通じないです。私は翻訳アプリを使って、コミュニケーションをとりました。
荷物をピックアップ後、別送品の申告。
その後自分の目的地のブースに並び、パスポートを見せたりQRコードを読み込んだり、登録手続きを行いました。バスに乗り込むまで、ここで30分以上待ちました。
空港内の手続きにスマホは必須です。モバイルバッテリーを持ってくることをお勧めします。
4. ホテル
空港からバスで1時間で、ホテルに到着しました。着いてすぐバスで紙が配られ、チェックイン後行うことを中国語で説明されました。私は何も分からなかったので、近くの日本語が話せる中国人の方に通訳してもらいました。
バスを降りると荷物に大量の消毒液がかけられます。匂いがきついです。
ホテルの宿泊費 5600元(400元/日)を最初に現金で払いました。カップラーメン、体温計、トイレの消毒剤を受け取り、部屋まで案内されて無事に到着しました。
隔離ホテルの生活
1. 部屋の様子
部屋はとても広かったです。窓の向かいはホテルの別の棟があったため、外は見られず残念。消毒液のせいか机がべたべたしていました。ウェットティッシュを持って行っておいた方が良いと思います。
部屋には、電気ケトル、ハンガー10個、使い捨てスリッパがありました。冷蔵庫は無し。
備品は水が500mLx28本、トイレットペーパー、ボディソープ、ごみ袋、タオル5枚がありました。ベッドメイキングやタオルの替えは無しです。
2. スケジュール
食事:3回/日(6:00, 11:00, 16:00) ドアの前に置かれています。
検温:2回/日(8:00, 18:00) ドアを叩かれて呼ばれます。
ゴミ捨て:1回/日(12:00) 自分でまとめてドアの前に置いておくと、回収してくれます。
PCR検査:3回/14日間(4日目、7日目、14日目) ドアを叩かれて呼ばれ、ドアの前で検体を採取されます。
3. その他
ホテルの管理人とは、WeChatでやり取りできました。バスで配られた紙に記載されていました。
私が滞在したホテルは、水やお菓子などのデリバリーが可能なところでした。水やジュース、お菓子を送ってもらっていました。デリバリー可否は、ホテルによって違うみたいです。
隔離ホテルの食事
食事は6時・11時・16時に、部屋の外の台に置かれます。食事は基本的に暖かい状態で運ばれてきます。全て中華料理で、量はとても多かったです。
朝食は、お粥・蒸しパン・ゆで卵・卵炒め・漬物のようなもの・牛乳・パン
昼食・夕食は、白ご飯・青菜炒め・魚や肉のメイン・スープ・ヨーグルト・フルーツ
などが良く出てきました。
隔離生活に必要なもの
パソコン・機械系
・SIMカード
空港に着いてすぐスマホを使用して手続きを行います。SIMカードの用意、または海外ネットワークが使えるように手続きを行っておきましょう。
・VPN
中国の通信制限を受けずに、LINE・Youtube・NetFlixなどに接続できる環境を整えておくと良いです。
・モバイルバッテリー
空港の手続きでスマホは必須です。空港では6時間程度、手筒月にかかる場合もあるので、モバイルバッテリーがあると安心です。
・タコ足ケーブル
複数充電の際に便利です。
食品
・塩・醤油など調味料
お弁当の味が口に合わない場合に必要です。白ご飯も日本のものと臭いが異なります。
・レトルト食品・インスタント麺など
電気ケトルで温めて食べていました。
・コーヒー・紅茶・日本茶など
水ばかりだと飽きてしまいます。気分転換に。
・お菓子・飴など
お腹がすいたときや、リラックスのために。
生活用品
・ウエットティッシュ
衛生面や、ちょっとした掃除にとても便利です。
・衣服用洗剤
2週間は手洗いで洗濯です。部屋干し用がおすすめです。
・洗濯用ハンガー・部屋干し用のひも
持っていきましたが使いませんでした。部屋のタイプによります。
・シャンプー・リンス・歯磨き
部屋にない場合が多いと思うので、必要な方はぜひ。
集中隔離後
14日後の21:00に集中隔離終了となりました。飛行機が空港に到着した時間のようです。
体温計を返却して、隔離期間中に行ったPCR検査の陰性証明書を受け取って、隔離終了です!最後の手続きは一瞬で終わりました。
隔離ホテルから次の場所までは、自分で移動しなければいけません。私の場合は会社に手配してもらった車で、次のホテルまで向かいました。
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